
本殿前から回廊まで菊が連なる、献花としての展示
学問の神として知られる菅原道真公は菊の花を愛でたと伝えられ、重陽の節句とも縁の深い人物です。道真公は重陽の翌日に宮中で催された残菊の宴の席で「秋思」の詩を詠み、醍醐天皇から御衣を賜りました。太宰府天満宮の菊花展は、この菊を愛した道真公にちなんで営まれるもので、地元の愛好家でつくる「秋芳会」が主催します。一年間精魂込めて育てた大輪の菊、小菊を人の姿に仕立てた福助、枝を滝のように垂らす大懸崖といった力作が、本殿前をはじめ回廊や天神ひろばにかけて並べられます。一般的な菊花展が品評を主眼とするのに対し、こちらは神前への献花として展示される点に特色があります。会期は毎年11月1日から25日までで、期間中は菊の苗や切り花の販売も行われます。境内の紅葉が色づく時期とも重なります。
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