順路に沿って7つの上屋花壇と2つの露地花壇をたどる構成
新宿御苑の菊花壇展は、明治時代に皇室が催した観菊会の流れをくむ展示で、毎年11月1日から15日までの会期が固定されています。会場は苑内の日本庭園で、上屋(うわや)と呼ばれる屋根のある建物の中に菊を飾るのが特徴です。一般的な菊花展のように個々の鉢を並べるのではなく、菊の特色ごとに花壇を仕立て、それぞれの品種がもっとも美しく見えるよう配置を設計している点に独自性があります。7つの上屋花壇と2つの露地花壇が順路に沿って配置され、歩を進めるごとに趣の異なる菊が現れる構成になっています。江戸菊、伊勢菊、丁子菊、嵯峨菊といった古典的な品種や、一株から多数の花を咲かせる大作りなど、皇室ゆかりの菊づくりの技法が受け継がれています。都心にありながら静かに菊と向き合える場所です。
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